【Oracle Linux 9】SNMPサーバを構築してCiscoスイッチを監視する

【Oracle Linux 9】SNMPサーバを構築してCiscoスイッチを監視する

ネットワーク機器の状態監視をしたいと考えたとき、もっともシンプルな方法のひとつが SNMP(Simple Network Management Protocol) を使った監視になる。 この記事では、Oracle Linux9を使ってSNMPサーバを構築し、Cisco Catalyst C2960Lスイッチの状態を取得する方法を記載する。 1. SNMPとは? SNMP(Simple Network Management Protocol)は、ネットワーク機器の情報(インターフェース状態、CPU使用率、システム名など)を取得・管理するためのプロトコル。 Ciscoスイッチを監視するには、SNMPでデータを取得する「サーバ(監視側)」と、情報を提供する「スイッチ(被監視側)」が必要になる。 2. 構成の概要 役割内容SNMPサーバOracle Linux 9被監視機器Cisco Catalyst C2960LSNMPバージョンv2c(シンプルで学習向け)コミュニティ名public(※実運用では変更推奨) graph TD Client["管理者PC(snmpwalk使用)"] SNMPServer["Oracle Linux SNMPサーバ…